秘密の契約
千波の唇は啄ばむように重ね合わせていただけだったが日菜の唇が少し開くと舌を割り込ませた。



「んっ……」



歯列を割って舌を絡ませる。



千波はこの上ない優しさでキスを深めていく。



どの位キスをしていたのかわからないくらい長い時間が経った気がした。



ドアにノックがあり先に身を離したのは千波だった。





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