秘密の契約
翌日、熱が下がった日菜は学校に行った。



本当は行きたくなかった。



学校へ行きたくないと言うよりは誰にも会いたくなかった。



みんなと会って平気で笑えない。



昨日の夜、キスをしてしまってからまた千波くんに囚われてしまった。



「よっ!日菜 もう大丈夫なのか?」



ぼんやり廊下を歩いていると目の前に郁斗が立っていた。




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