秘密の契約
休み時間に日菜は萌にばったり廊下で会った。



「日菜ちゃん、今朝 千波兄がうちに来たよ」



「千波くんが?」



「何か用があったみたい」



こうやって萌と話すのは久しぶりだ。



日菜は嬉しくなった。



萌の中でわだかまりがなくなったのだろうか。



あたしと千波くんは別れたんだから萌はもう気にしなくていい。



もしかしたら別れた事を知っているのかも。




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