秘密の契約
否定も出来ず日菜は頷いた。



「日菜は無防備だな……」



「えっ?」



千波の言った意味が分からなくて顔をあげた。



「家には俺一人 いいの?」



ちょっと日菜に意地悪く言ってみる。



ドアを開けた時から日菜は不安そうな顔をしていた。



好きな女なら男はいつも触れていたいと思っているって言う事を日菜は判っているのか?



すぐにでも抱きしめたいのに日菜の衝動的な行動をどう受け止めたら良いのか困っている。



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