秘密の契約
「日菜は優しい子だね」



「子ども扱いしないで、千波くんと4つしか違わないのっ」



自分を小さい子のように扱う千波を軽くにらむ。



少し尖らせた唇はキスを誘うかのように濡れている。



甘い蜜を吸う蝶のように千波は唇を重ねていた。



啄ばむようなキスは次第に開いていく唇に誘われる。



そして日菜の舌を絡め取る。



「ん……っ……」



むさぼるように何度も何度もキスを重ねて行くと日菜の身体から力が抜けて行った。




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