秘密の契約
視線の向こうは千波くんの鎖骨。



線は細いのに意外とがっしりしている。



いつもつけているコロンが漂うほど近いから胸のドキドキが止まらなかった。



こんなにじっくり千波くんを見たことがなかった。



高い鼻梁、形のいい唇、長いまつげ……



抱きしめられた腕の中は居心地が良くて……




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