秘密の契約
「勉強、わからない所ある?教えようか?」



「ホント?」



「もちろん」



日菜は今までふさいでいた気分が明るくなった気がした。



机とベッドの間にあるテーブルに勉強道具を移動する。




+ + + + + + +



千波の教え方は良くわかった。



「千波くん、教師でもやっていけるね?」



「俺が教師?教師は嫌だな 日菜だから教えているだけ」



「千波くんが教師になったらもてすぎて困るかもね?」



女子高生に囲まれている千波くんを想像しただけで嫌な気持ちになる。




< 35 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop