秘密の契約
「いけないっ!」



日菜はかがんで携帯を手にした。



その瞬間、日菜は目を見開いた。



どうして……?



どうして……まだミランダさんの写真が……?



ブルーの瞳で微笑んでいる。



彼女の顔を日菜は見たことが無かった。



見なければ良かった……。



とても綺麗な人……。



日菜の胸はズキッと痛んだ。



日菜は携帯をパタンと閉じてベッドの上に置くと部屋を出た。




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