秘密の契約
廊下でトレーを持った千波にぶつかりそうになった。



「日菜?どうしたの?」



今にも泣き出しそうな顔を日菜は隠した。



「ちょ、ちょっと用事を思い出したの 帰るね」



そう言うと千波の脇をすり抜けた。



「日菜!」



千波は廊下にトレーを置くと日菜を追いかけた。





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