秘密の契約

待ち伏せ

愛と別れると外はもう暗くなっていた。



時刻は7時過ぎ。



足早に家に戻る道を歩いていると家の横の壁に寄りかかった千波がいた。



「ち……な……みくん……」



日菜の足が止まった。



「日菜」



千波がゆっくりとした足取りで歩いてきた。



「千波くん……いつからここに……?」




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