秘密の契約

「ミランダさん……」



「ミランダに？何の事かわからないな」



大きく息を吐く。



「見ようと思ってみたんじゃないのっ、ベッドから携帯が落ちて開いた時に待ちうけがミランダさんの写真で……」



携帯の待ち受けか……。



そう言えば直していなかったな。



そこまで気が回らなかったのだ。



この事を言うのに日菜は勇気がいっただろう。