秘密の契約
「日菜、ごめんね そのままだった」



千波が謝ると日菜は笑顔を向けた。



「もういいの あたしは千波くんがミランダさんを忘れるまで待つから」



「勘違いだ 俺が愛しているのは日菜だよ」



あたしの心臓がトクンと波打った。



昨日、愛しているって言ってくれたのに信じられなかった……。



最低だ……あたし……。



すごく自分が嫌になって両手で自分の顔を覆った。




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