秘密の契約
ピンポーン!



部屋の中にインターホンが響いた。



千波は日菜から離れると小さく毒づいた。



「きっと郁斗だ……」



千波はリビングのドアの近くの壁に行った。



TV画面に郁斗が映っている。



「どうぞ」



鍵を持っているか部屋の持ち主の許可が無い限りエレベーターを使えないのだ。



千波が目の前のスイッチを押した。




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