秘密の契約

会えない

早く週末にならないかなと日菜は毎日指折り数えて過ごした。



会いたいけど千波くんは本社の秘書課に入ったらしく毎日が忙しそうだった。



千波としては営業部から始めたかったのだが、父親に説得されて秘書課に落ち着いた。



秘書課ならば他の重役に付いていろいろな事を学べるからだ。



不本意ではあるがそう言われてはなるしかなかった。



御曹司が一から下っ端で入っても他の者の目がある。




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