秘密の契約
ママは接客で忙しくほとんど日菜と一緒にはいられなかった。



日菜は活けられた花を見ていた。


それは夏葉が活けた作品らしい。



やっぱり夏葉さんはすごい。



艶やかさと斬新さの入り混じった活け方に感銘を受ける。



あたしもこんな風に活けられたらいいな。



「感想を聞かせてくれる?」



その声に日菜は振り向くと夏葉が立っていた。



「お疲れ様です♪」



顔に笑みを張り付かせたような夏葉が心配になる。




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