秘密の契約
「千波様、すっかり有名人だよね~」



アイドルよりカッコいいし、お金持ち。



これを見た世の女性たちがきゃあきゃあ言っている所を愛は目に浮かぶ。



日菜はこの記事を見て千波が遠い存在になってしまった感じを受けた。



「日菜?」



ぼんやりとしてしまった日菜に愛が声をかけた。



「千波くんがどんどん……離れて行っちゃう気がしたの……」



泣きそうな顔の日菜。



「何言ってるのよ 千波様を信じなくちゃ そんな事を考えているって知ったら悲しいと思うよ」



愛が元気付けるが日菜の気分は戻らなかった。



やばいもの見せちゃったな……。



愛は経済誌を見せなければ良かったと後悔した。




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