秘密の契約
エントランスには警備員が立っている。



うろうろしている自分を胡散臭そうに見ている気がした。



ここにいると変に思われちゃう。



注意されないうちに日菜はマンションの玄関の外に出た。



「寒っ」



日菜は携帯をポケットから取り出した。



時刻は9時。



日菜は寒さに震えながらあてもなく待っていた。



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