秘密の契約
「千波くんが悪いんじゃないんだから謝らないでっ!」



「そうですよ 日菜が勝手に会いに行ったのだから」



母親も日菜を見てあきれた顔になる。



「夏葉さんの事が……」



「ママ、千波くんには関係ない」



母親が夏葉の事に触れて日菜はさえぎった。



夏葉?



千波は時期家元のことは知っていた。



小さい頃から日菜の家に時折来るからだ。



「千波くん送ってくれてありがとう」



「週末は必ず時間を作るから おやすみ」




< 477 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop