秘密の契約
待ちに待った金曜日になった。



日菜は千波の電話を待っていた。



電話してくれるって言ったのに……。



……まだ6時だもんね。



仕事中のはず。



と思い直した。



そして自分の身勝手さを悔やむ。



両手で顔をパチンと叩く。



「千波くん、少しやせたみたいだった……」



もっと大きな心を持とう!



そう思った時、携帯が鳴った。



< 481 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop