秘密の契約
両親は慌ただしく出かけた。


~~~~♪


着信の名前は千波だった。



今日も会えたら良いのになと思っていた日菜だったから電話の着信を見て小躍りしたい気分で出た。



「もしもし?」



『日菜、おはよう』



「おはよう 千波くん♪」



『今日の予定は何か入っている?昨日聞くのを忘れていたよ』



「予定はないんだけど……家元が倒れちゃってお留守番していないといけないの」



日曜日なのでお手伝いさんもお休みなのだ。




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