秘密の契約
待ちきれなくて日菜は門の外に出て千波を待っていた。



待っている間、昨日の萌の言葉を思い出してしまった。



愛していればキスだけでは済まない……か……。



考えないようにすればするほどその事を考えてしまう。



千波の車が日菜のすぐ傍でとまった。



日菜は考え事をしていて気が付かない。



日菜?ぼんやりしているな……。



千波は首をかしげる。




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