秘密の契約
どうしたんだ?電話の時は普通に思えた。



「日菜!」



窓を開けて名前を呼ぶとビクッとした日菜は千波を見た。



「千波くんっ!」



千波の顔を見てにこっと笑顔を見せた日菜。



「外で待っていてくれなくても良かったのに」



エンジンを切って外へ出た。



「千波くんの顔が早く見たくて待っていたんだよ?」



自然と千波の腕に日菜の腕が絡まる。




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