秘密の契約
「日菜!おはよう 早いねっ」


後ろから肩を叩かれて日菜はビクッとした。


「愛ちゃん……おはよう」


「やだ、何ぼんやりしているのよ?具合悪いんじゃない?」


顔色の悪い日菜を見て愛は心配する。



「そんな事ないよ?大丈夫」


そうは言っても日菜は一晩中眠れなかったせいで頭がぼんやりしていた。



「な~んか心配だな」



昨日も今日もなんだかぼんやりしているみたい。


なんかあったのかな?


きっと千波様が関係しているのかも。



自分の席について斜め前に座っている日菜の後姿を見ながら愛は考えていた。





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