秘密の契約
「着いたよ」



「食事に行くんだよね?千波くん」



どう見てもここはレストランに見えない。



車が止まったのは高級ブランド店のドレスの店。



「そう、いくらなんでも制服で連れまわすのはね?」



「だったら家に一度戻って」



こんな所に入れないよ。



「予約時間に間に合わないよ」



そんな事言ってもここはドレスの値段はゼロが二個も違うって聞いた事がある。



「さあ、降りよう」



そう言って運転席を降りた千波は助手席に回ってドアを開けた。



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