秘密の契約
「どうぞ?」



柔らかく微笑む姿はどこかの国の王子様のようだ。



日菜はしぶしぶ車から降りた。



軽く腕を掴まれて店の中へ。



「いらっしゃいませ」



黒のドレスを着た女性が2人に近づいて来た。



「ドレスとそれに付属する一式を頼むよ」



「かしこまりました お嬢様はとても清楚でいらっしゃるからクリーム色のこちらのドレスなどはいかがでしょうか?」



女性が日菜の顔を見てから千波に言う。



「そうだね 日菜に似合いそうだ」




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