秘密の契約
「クリスマスはどうするの?」


梨絵が最後のケーキをほおばる。


「まだ なにも……千波くん、仕事が忙しいし」


日菜が首を横に振る。


あと1週間でクリスマス・イブだと言うのに千波からは何も言われていない。



もしかしたら会えないのかもしれない。



「じゃあさ、誘われなかったらあたしたちだけでクリスマスパーティーをしようよ」



「うん そうしよう 愛ちゃんもそれでいい?」



日菜が愛に聞く。



「そうだね あたしも郁斗に誘われる可能性は10%くらいだし」



あたしたちはクリスマスの約束をして別れた。




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