秘密の契約
付き合っているフリ……。



そう言われて悲しかった。



どうしてあたしに?千波くん……。



「母達がお見合いをしろってうるさくてね」



「千波くんはまだ21歳でしょ?お見合いって早くない?」



なんでなんだろう……。



「日菜、俺にはアメリカに好きな人がいる」



その言葉を聞いた瞬間、胸がズキッと痛んだ。



「……じゃあ……その人と……」



その人と付き合えば良いのに……。








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