秘密の契約
「おはよう」



下に降りると萌が朝食を食べていた。



日菜が「おはよう」と言っても萌は無視をしている。



日菜は小さくため息を吐いて席に座った。



「日菜、今日の予定は?千波君とデートかしら?」



母の言葉が萌をイラつかせてガタッとイスを引いて出て行った。



「まったく……へんな萌ね?何か嫌な事でもあったのかしら?」



ママが鈍感すぎるんだよ。



日菜は肩をすくめて食べ始めた。




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