秘密の契約
部活で学校に行った萌は同じく部活の郁斗と水のみ場で会った。



「よお、萌、ずいぶん機嫌悪そうだな?」



郁斗が言うと萌は郁斗をにらんだ。



「当たり前でしょ?千波兄と日菜ちゃんが付き合うんだよ?」



「付き合うんじゃなくてもう付き合っているんだよ」



「郁兄は何とも思わないの?」



郁兄が彼女を作らないのは日菜ちゃんが好きだからじゃないの?



と、喉まででかかった言葉を萌は飲み込んだ。





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