いにしえの伝説~鎖に絡まる約束~
「此度の昇進、誠におめでとうございます。」
王宮を歩いていると、
いきなり後ろから声を掛けられた。
ばっと後ろを振り返ると
見慣れない服装で、まだ幼さが
残っている少女が立っている。
「…貴様は」
記憶を辿るがこの少女に見覚えがない。
きつく睨みつけると、
「申し遅れました。
私はこの度王宮巫女見習いに
なりました、ジーク・ネルファと
申します。あなた様の御武勇は
故郷にまでかねがね。」
少女は優雅に腰を折り頭を下げる。
「…そこまで広まっているのか」
「あなた様の統制力に
皆目を見張っているのです。
それはあなた様だから出来ること…」
その言葉と同時に頭を上げる。
王宮を歩いていると、
いきなり後ろから声を掛けられた。
ばっと後ろを振り返ると
見慣れない服装で、まだ幼さが
残っている少女が立っている。
「…貴様は」
記憶を辿るがこの少女に見覚えがない。
きつく睨みつけると、
「申し遅れました。
私はこの度王宮巫女見習いに
なりました、ジーク・ネルファと
申します。あなた様の御武勇は
故郷にまでかねがね。」
少女は優雅に腰を折り頭を下げる。
「…そこまで広まっているのか」
「あなた様の統制力に
皆目を見張っているのです。
それはあなた様だから出来ること…」
その言葉と同時に頭を上げる。