オタク女子。
03 オタク増殖
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今日はなんと暖かな日なんでしょう。
目の前には人がどこが最後尾かわからないような長蛇の列を作っている。その主な構成員は女の子ばかり。
わたくし、星野さつきはなぜかアイドルのグッズを買いに来ております。
「進藤くん!さつきちゃん!そこに並んどいて!あたしはあっちに並んどくから!詳しいことはLINEで指定するから!」
それだけ言うとその見た目は完璧お嬢さんスタイルの綾子先輩が向こうのブースへと駆けていった。
綾子先輩は仕事も出来て綺麗で憧れの先輩で絶対に私の趣味がバレたくない人第1位だったのに…。きちんとローヒール履いてるところがグッズ参戦を熟知しているというか、なんというか…。
先輩に対するイメージは完全に私たちと同類になりました。