オタク女子。
「ちょっと黙りなさいよ進藤」
「本当のことだろ?今だから言うけどお前男子の間でなんて呼ばれてたか知ってるか?」
「ちょっと先輩の前で言わなくていいじゃん!」
「ぜひ聞きたいわぁ」
ちょっと!綾子先輩!?そこは止めようよ!私の!黒歴史が暴露されるっ!!
「"機械バカ"だせ?うけるよな」
「ええ!うそ!そんな風にあんたたちは呼んでたの?!ひどいっ」
「本当のことだからな」
「ふふふ…」
ああ、綾子先輩にも笑われた。
私はただひたすらに無機質な存在へ愛情を注いでいただけだとゆーのに。決して宇宙戦艦○和に憧れてその戦艦とか大砲とか作りたかったとかじゃないし…!!
もう、ホントいや。どうしてひかるは嫌だって言うときに嫌なことをピンポイントでしてくるかな。どうせなら良いことしてくれればいいのに。
綾子さんがきょとんと首をかしげる。
「でも、なんでじゃあこの会社に就職したの?ここは機械ってよりもシステム監理よね?」
綾子先輩にそう聞かれてうっと言葉に詰まる。
「丸の内弁当が食べたかったらしいですよ」
ひかるが私の代わりに答えた。
「なんであんたが答えるのよ!」