オタク女子。

少なくとも…


「え、なに。彼氏と別れたの?やっぱりな!お前の本性がバレたか。残念だったな!」


と明るく私の肩を叩いて笑ってくるヤツが友達と言えるだろうか。


「…うるさいわね!私から振ったのよ!あんたには言われたくない!このプレイボーイ!」
「なに言ってんだ。俺は博愛主義なだけ」
「心地よい言葉で正当化するな、このヤロウ」


…友達とは、言えないな!

友達とはこんな会話しないし、もっとこう、漫画についてDEEPに語り合うのが友達というものだよね。

ひかるはプププwwと手を口にあてて意地悪そうにさらに突っ込んでくる。


「なんで別れたの?オタバレしたの?」
「そこ聞く!?まだ傷癒えてないんだけど?!」
「単純な興味」


単純な興味ほど質が悪いものはないわ!

傷を抉りに来たのかコイツは!と怒るけど、同時に何だかんだ元カレに対する不満とかアレコレ溜まっていた頃だ。

ちょうどいい。ひかるをサンドバッグにでもしようか。










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