オタク女子。
06 オタク訪問
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今日は土曜日。今日は休日。
だというのに私はお日様がもうてっぺんを過ぎたというのに家の自分のベッドでゴロゴロしてる。
「おーきーなーきゃーー」
でも。
「おーきーれーなーいー」
……ぐう。
私の情けない腹が鳴った。ご飯を作る気力もない。仕方ない。冷凍チャーハンをチンしようではないか。一人分をね。
ポチッとテレビのリモコンでオンにすれば、昼のワイドショーがあれやこれやとゴシップネタで騒いでいる。チャンネルを変えているとNNKで介護の特集が組まれていて、暫く見いってしまう。
………なに見てんだ私。
私は自嘲気味に笑った。
あれからボーッとすると気がつけばひかるのことを考えてるような気がする。これじゃあ、まるで彼氏を心配する彼女だ。いや、友達としてる同期としてひかるのことを心配するのは当然のことだ。
漫画やアニメに没頭するしかない私は暇を持て余してスマホをいじり倒していると、ピロンとLINEの通知音が鳴る。ひかるからだった。