オタク女子。

………良かったのかな。
今私が下した決断を吟味する。

………大丈夫だ。きっと。
今の私には変化が必要だ。

廊下に取り残された私は一人納得した。






「………奢ってやるよランチ」
「ま、じ?」
「それにしても死にそうな顔してんなぁ!ハロウィーンはまだだぜ?」
「おのれ………私がゾンビだと言いたいのかっ!」
「あはは」
「笑ってんじゃねぇよ!」

さつきチョップ!!
が、それは当たらず不発に終わった。

さ、さっきから胸が苦しい。これは恋………?


「違うだろ。階段登って心臓が唸ってるだけだろ」
「現実的なこと言わないでよ……」

















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