Gossip Church
プロローグ
来るのだろうか。
また゛あの日“ が。
誰もが望むことのない日。
だが、避けては通れない。いつかは来る。
そう、決まっている事。
人々は゛それ“に深く怯えることだろう。
怒り、悲しみ、恐れ、苦しみ、ときには笑む。
それが全て恐怖に変わることを人々は知らない。
また、来るのだろうか。
絶望という名のその日が。
あの忌々しい光景をこの目で見てしまうのか。
あの凍りつく声を訊かなければならないのか。
きっと……訪れる。
過ちが
訪れる。
きっと……もうすぐ。
プロローグEND