青空と真夏の海
10日目
数日後・・・
「お母さーん、おばあちゃーん、
暑中見舞来てるよー」
私は、ハガキを何枚か持ってきた。
ほとんどおばあちゃん宛だったけど、
お母さんに
「これ、千里の友達じゃない?」
と一枚のハガキを見せてもらった。
差出人を見て、私は驚いた。
差出人の名前は、『橋本 遊介』
その裏は、
暑中見舞申し上げますの字と、
メッセージがあった。
『千里がこれを見る頃には、
俺はもう東京に引っ越しているかな。
少ししか遊べなかったけど、
千里、元気でな!遊介』
「そっか、東京に引っ越したんだ」
知らない間に、私はそう呟いていた。
日に透かして見ると、
修正液で隠された部分の、
文字が見える。
その下が気になって、
私は修正液を剥がした。
『小さい頃にもらったあの小瓶、
今も大切にしてるぜ。ありがとな!』
そう、書かれていた。
プレゼントを渡している時の、
光景が私の頭の中に浮かび上がった。
きっと、
あの中身が、そうだったんだ・・・
「お母さーん、おばあちゃーん、
暑中見舞来てるよー」
私は、ハガキを何枚か持ってきた。
ほとんどおばあちゃん宛だったけど、
お母さんに
「これ、千里の友達じゃない?」
と一枚のハガキを見せてもらった。
差出人を見て、私は驚いた。
差出人の名前は、『橋本 遊介』
その裏は、
暑中見舞申し上げますの字と、
メッセージがあった。
『千里がこれを見る頃には、
俺はもう東京に引っ越しているかな。
少ししか遊べなかったけど、
千里、元気でな!遊介』
「そっか、東京に引っ越したんだ」
知らない間に、私はそう呟いていた。
日に透かして見ると、
修正液で隠された部分の、
文字が見える。
その下が気になって、
私は修正液を剥がした。
『小さい頃にもらったあの小瓶、
今も大切にしてるぜ。ありがとな!』
そう、書かれていた。
プレゼントを渡している時の、
光景が私の頭の中に浮かび上がった。
きっと、
あの中身が、そうだったんだ・・・