青空と真夏の海
やっぱり、小さい頃に私は
この町に住んでいたんだ・・・
他の日も気になり、
もう一度、私は日記をめくる。
『1月18日
おばあちゃんと買い物にいったら、
ゆうすけくんに会った。
たくさん話をしたんだ。
でも、話をしすぎて、
おばあちゃんにおこられちゃった。』
と書いてある。よし、
おばあちゃんに聞いてみようっと。
「おばあちゃん、あったよ」
「よかったねぇ。
でも何で、いきなり日記を?」
「あのね・・・」
私は、
おばあちゃんに、
これまでのことを話した。
「なるほどねぇ」
「どうかな?おばあちゃん」
「確かに、千里がまだ小さい頃、
一緒にこの家に住んでいたねぇ」
そうだったんだ。
じゃあ、あの小瓶もきっと・・・
って考えすぎだよね。
さてと、暇だから今日の分の宿題
さっさと終わらせようっと。
「千里ー、
おやつのスイカ、食べるかい?」
「うん、いまいくー」
そう言って、私は立ち上がった。
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