爆弾人生
その中では人間が一人一人もつ自我、自愛があるのに、理論上そぐわないような、綺麗事として聞こえる、人や物といった、なにかのために生まれたと解釈して安心し、そもそも
考えることをやめてしまう現代。

だからこそ、轟かせたい、魂を吹き込まれた、生物の上で成り立つあなたのここまで必死に連れてきた、大切な心に。
そこには無神経に血を全身に巡らせ脈打つ核の部分、己を動かす源。
そこは、
鼓動を走らせる胸の裏側、ぶれずにとどまり、今まで貴女を懸命壊れないように力を宿す、芯に。

生きる意味に、答えなどないと理解する、あなたには知っていてほしい。生まれた意味と答えを幾日も忘れず心に植え付け続け、すさんだ概念を覚えず、凛とそびえ、物事の本質をみて正す、素晴らしさを。

この時代に不必要とされたのが自分だと情けなく愚かな打算を語り、
そこにこそ己の役割と自負すれば、私は容赦なく貴女を責める
貴女の本当の価値、意味を知らずにいるのは、自殺と同じだということ。
その存在認識、こそ無知で罪なのだ。
もし自分と他人に何かの位置付けがあっても人のせいとかで擦り付けるなと。

はたまた、逃げるように過去はいいとか、貴方が思う欠けた伝統や風情、文化を語ると、知らず知らずに時代の隙間ができ歪み、隠れてしまうし、
海面に潜む激動こそ、見えずに黒く粘り沈んでる、そこを漂い、よどませ、濁らせるように深ぼれば、きっと、貴女の想像もしない存在や支配があったのだと気づくだろう。

それにより、この発展し過ぎたという幸せの度をこえた、ゆえに刺激のない悲しい時代になったというのに、貴女自身は甘えてるんだ。

その感覚は、この今という時代は光りは途絶えず照らされるよう作り上げた、先人がいたから。もしその感覚に馴れてなにも感じないなら、それは過去があるから今の自分が存在する奇跡を感じてないということだ。

貴女の周囲で物事が交差し絡まった世界は幸せだということに何一つ、感謝しないで、過去になにかを求めるべきでない。

過去という無の世界に今という有の世界では、大きく差がある
もしも発展した世界から貴女が過去にもたらす現在の技術は普及前に、不幸にもそれといった原型もなく材料はなかなか探すことも難しい。

そして、出来上がった世界から来てた貴女は、携帯も作れないし掃除機も作れなければ今ある物と過去にある物の本質も分からず、作れるのは洋服ぐらいだろう。そんなもん、200年前
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