爆弾人生
礫―れき

それは
埋もれた固く冷たい戦慄を言う

授業は全て瓦礫の礫だ。

退屈な授業がまた始まる。

疲れた
自分にも
自分に関わるすべてにも


なぜなんのために人間は‥
生まれてくるのか

なぜ僕を産んだのか
生まれてこなければらなかったのか?

ただ答えは僕を産み落とした親もわからないまま。

その答えを誰かが
決めてくれたらどんなに楽だろうと感じていた。
けれども、結局、永久的に答えは存在しない

でも答えを作ることができる

それは客観的に観ると答えにならないかもしれない。


そういえば、人間は産まれるほんの少しばかりの時に真っ暗闇の世界と生暖かい塩水に浸されて、産まれる行く
哲学的に言えば
コールタールの海に落とされて
転生したとも言える。
その海に過去という創造された世界を眩い世界にきて切り離されてしまう。

だから誰も生まれたいという気持ちを深く思っていない

それもそのはずゼロがスタート時点なのだから。
< 4 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop