涙色。

そんな…嘘だろ…。

おそるおそるドアの小窓からのぞく。

すると、俺の想像とは真逆に西山が泣いていた。


「…うっ…うぅ。」


それもかなりの大号泣。


なんでだ?

どうしたんだ?

何があった?


とにかく、西山が嫌がってる(?)んだ。

止めないと。

俺が…止めないと。

俺は決意した。


…行く。

西山を助けるんだ。
< 25 / 99 >

この作品をシェア

pagetop