涙色。
その日から優都は音信不通になった。
電話をしてもメールをしても、うんともすんとも言わない。
私の心は傷ついてくばかりだった。
「痛い…。痛いよ…優都。」
ズキズキする胸をおさえる日々。
もう、どれだけ願っても、会えないの?
限界って…。
私のことやっぱり嫌いだったのかな。
こうしてもう2ヶ月がたった。
もうすぐ冬がくる。
寒く切ないだけの冬がくる。
私もそろそろ、あきらめないとな。
私は、優都を忘れる決意をした。