涙色。
6時間目の社会。
夏の暑い日差し…のはずが、今日は少し涼しくて寝るにはちょうどいい。
「織田信長は考えたんや」
関西弁のおじいちゃん先生がいつものように熱弁してる。
そんな声も遠のいていく。
コクッ…コク…ッ。
半分、ていうかほとんど寝ていて頭を上下に揺らしていると
ードゴッ
鈍い音をたてて机に頭をぶつけた。
「いったぁぁぁぁ」
寝ぼけながら頭をさすっていると、横で見ていたらしい黒崎が笑いをこらえている。
は、はずかし!
最悪…。
授業は寝てはいけないと学習したのでした。
今さらだけど…。