涙色。

*先生


私のクラスの担任の川木 春也は
4月からこの学校に来たらしい。

通りで見たことがないと思った。

今は学活の時間。

委員とか決めてる。

めんどくさーいなー…

「りい、あいつかっこよくない!?」

前の席になったゆんが先生を指差し何か企んでる顔をして私を見る。

…まぁ…たしかに…。

改めて見たらかっこいいかも。

「ねー?かっこいーっ」

大げさに言うと、ゆんは待ってました!と言わんばかりの顔。

「狙えよ?」

「当たり前」

私はニカッと笑うと、先生を見つめた。

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