涙色。
第3章 逢色。
人を本気で好きになるのはつらい。
ほら、また胸が痛くなる。
だから本気で人を好きになるのは避けてた。
でも、君だけは避けられなかった。
どんなに苦しくても
もう無理かもしれないって思っても
君のその笑顔を見るたび、声を聞くたび、"好きだ"って鼓動が止まらない。
君のくれるそのかすかな光は、私にとっての大きな希望。
真っ暗で迷って不安なときは、いつもその光で導いてくれた。
やっぱり君は、私の王子さま。
王子さまであってほしい。
君が誰よりも、好きだから。