君は誰よりも強い
早退
私が彼と深く関わるようになったのは、高2の初夏だった。

あの頃の私は何事に対してもやる気がなかった。
今思うと周りも一番不安定な時期だったのだろう。
面倒な学校なんかサボろうかなぁと真面目に考えていた時期だった。

その日は少し頭痛がしていた。
私はそれを理由に保健室へ行き、早退した。
学校から出た瞬間に気分が軽くなった私は、学校の最寄りの駅のスタバで少し早めの昼食をとった。
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