君は誰よりも強い
美味しいドーナツとケーキで満足した私は、立ち上がって帰ろうとした。
すると急に声をかけられた。
「ねぇ、西沢だよね?」

顔をあげると、
「学校は?」
そう無邪気に聞いてくる同じクラスの彼がいた。

「サボり?」
驚いてまともに返事ができなかった私に彼が訪ねる。
「うるさい東山」
私は何て言ったらいいのかわからなくて、咄嗟にそう口走った。
< 7 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop