その声がききたくて
「おじゃましま〜す。…あれ?ほかの人いないの?」



「うん。親は仕事。ほかにも弟と妹達がいるけどたぶん遊びに行ったかな。」


そう言いながらタオルを渡した。



「んーと、お風呂沸かすね。寒いよね。」



「ありがとう!」



男の子は笑顔がとても似合う人だった。



私はお風呂を沸かしに行った。



なんで、知らない人連れてきたんだろう…


いや、でも私より年下っぽいし…


そんなことを考えているとあっという間にお風呂が沸いた。



「お風呂沸いたよ〜。」



「おう!ありがとう!助かる〜。」


あ…そういえば猫…



「お願いしたいんだけど、この猫も一緒に洗ってくれないかな…?」



「いいよ〜」


私は猫を男の子に頼んでリビングへ戻った。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop