恋の後味はとびきり甘く
涼介くんが唇でチョコレートを挟んだかと思うと、私の唇に押しつけてきた。
「んんっ」
唇の間からチョコレートが押し込まれ、スイートチョコレートが溶けて、ローストされたヘーゼルナッツの芳ばしい香りが口の中に広がっていく。
「おいしい?」
唇を離して、彼がいたずらっぽく問う。
「う、ん」
涼介くんはキス魔だ。私だってキスされるのは好き。でも、やっぱりまだちょっと恥ずかしくて、その気持ちをごまかすように、ローテーブルの上のティーカップに手を伸ばした。そうして紅茶をひと口飲む。
「咲恵さんが言ってたんだけど、キャラメルハニーティーはナッツの芳ばしさを引き立ててるから、甘さが際立つんですって」
「ホント?」
涼介くんが言って、私の手の中からティーカップを取り上げた。それを飲むのかと思いきや、右手でソーサーの上に戻しながら、左手で私の顎をつまんだ。そうして小さく舌を覗かせて、私の唇をなぞる。
「涼介くん」
驚いて仰け反る私の後頭部を彼が右手で押さえ、唇を押しつけてくる。
「んんっ」
唇の間からチョコレートが押し込まれ、スイートチョコレートが溶けて、ローストされたヘーゼルナッツの芳ばしい香りが口の中に広がっていく。
「おいしい?」
唇を離して、彼がいたずらっぽく問う。
「う、ん」
涼介くんはキス魔だ。私だってキスされるのは好き。でも、やっぱりまだちょっと恥ずかしくて、その気持ちをごまかすように、ローテーブルの上のティーカップに手を伸ばした。そうして紅茶をひと口飲む。
「咲恵さんが言ってたんだけど、キャラメルハニーティーはナッツの芳ばしさを引き立ててるから、甘さが際立つんですって」
「ホント?」
涼介くんが言って、私の手の中からティーカップを取り上げた。それを飲むのかと思いきや、右手でソーサーの上に戻しながら、左手で私の顎をつまんだ。そうして小さく舌を覗かせて、私の唇をなぞる。
「涼介くん」
驚いて仰け反る私の後頭部を彼が右手で押さえ、唇を押しつけてくる。