恋の後味はとびきり甘く
「やだ。今日“も”元気ですよ」
「それならよかったです」
私の返事を聞いて、彼がニコッと微笑んだ。
ああ、どうしよう。この笑顔をもっと見ていたい、なんて思ってしまう。
今日も彼はチョコレートを買ってくれるだろうか。私をお茶に誘ってくれるだろうか。
「今日はこの小さいのをください」
彼がショーケースの一番端にある二個セットのトリュフを指差した。
「ありがとうございます」
小さな紙袋に入れて差し出し、代金を受け取った。
「ありがとうございます。それじゃ」
彼が言って背を向けた。
え、今日はもう帰っちゃうの!?
「あの」
彼が振り返り、私はありったけの勇気を集めて言う。
「よ、よかったら、今日もお茶を飲んでいきませんか?」
「すみません。今日は予定があって」
「それならよかったです」
私の返事を聞いて、彼がニコッと微笑んだ。
ああ、どうしよう。この笑顔をもっと見ていたい、なんて思ってしまう。
今日も彼はチョコレートを買ってくれるだろうか。私をお茶に誘ってくれるだろうか。
「今日はこの小さいのをください」
彼がショーケースの一番端にある二個セットのトリュフを指差した。
「ありがとうございます」
小さな紙袋に入れて差し出し、代金を受け取った。
「ありがとうございます。それじゃ」
彼が言って背を向けた。
え、今日はもう帰っちゃうの!?
「あの」
彼が振り返り、私はありったけの勇気を集めて言う。
「よ、よかったら、今日もお茶を飲んでいきませんか?」
「すみません。今日は予定があって」